R・肆拾漆

かなり久々の日記みたいな気がしてならない。

どうも。
「勧善懲悪って難しいと思う」でお馴染みのライです。
今日だけで3人の夢を抱きながら悩める方を見ました。
○○家になりたい！とかさ。そういうの。
自分はそれを見ていてなんかワクワクした。
こう・・・なんていうか夢について悩んでいるのが羨ましい。
夢なんて所詮ドリーム。眠っている時にしか叶わないもの。
大抵がそう思っていると思う。
その中でも"なりたい！"と願い続ける人を見たわけだ。
だからこそなんかワクワクする。
俺は夢を抱いて追い駆ける人を見るのが好きなんですよ。
だからそういう人は支えてあげたいと思うし、叶って欲しいとも思う。
それが全くの他人でも同じ。
それで悩んでいる人はそれだけ伸びるような気がする。
何故なら"悩む"って事はそれだけ"真剣に考えている"って事なんじゃない？
世の中にはいくら悩んでも望んでいる地点への道を招けない人だって居る。
それでも少しなりとも進歩はしていると思う。
悩んだのだから最終的に何かしら結論は出ると思う。
"今の実力では無理"ならすぐに出るかもしれない。
"今の実力ならアレくらいしか出来ない"でも出るかもしれない。
"今からこう進めばどうにかなるかもしれない"と導けるかもしれない。
何はともあれそれくらいは出るはず。
そこからは実行するか断念するか。あるいは延長するか。
しかし大抵の抱いている人は止めたくても止められない人が多いと思う。
単にこれは俺が出会ってきた人は9割9部そうだったってだけ。
だから悩む人は大小関係なく結論は導く。それから決断を下す。
それが進むでも退くでも"やりたい"という気持ちは変わらない。
故に機会あればやると思う。

逆に夢を持たずヘラヘラしている人はあまり好きじゃない。
別に夢を持つ持たないが全てじゃないけれど
何かしら"やってみたい！"という気持ちは必要だと思う。
その中で例としてN羽を挙げてみる。
クラスのN羽。奴は大嫌いだ。消えて欲しいとも思う。
何もせずただ平凡に生きていくのかと思っていた。
しかし彼は公に断言して俺の予想外なことをしでかした。
奴は言った。"俺は公務員になりたい！"
就職はとりあえず公務員を目差すらしい。理由は多分金だと思うけど。
それを聞いて俺のN羽を見る目が変わってしまった。
N羽のプランはもう拍手喝采してあげたいほどだった。
とにかく公務員試験をやるために勉強する。
公務員試験を受けると企業の試験は受けられない。
何故なら試験日は公務員試験より早いからだ。
だから企業なら1つ受けて落ちても次が出来るが
公務員ならそれが叶わなくなる。それでもやるそうだ。
それでもし落ちたら適当に就職するそうだ。
一応小さいとか手取り悪い場所なら空いている。
就職は早い者勝ち。故に残るのは1つ目、2つ目の希望も落ちて最終手段に近い3つ目として用意されている企業だ。
それなら公務員が落ちても大丈夫らしい。
それをN羽は狙うそうだ。
先生は"なら良い所狙ってそれで勉強して次受ければいいじゃない"と言うが、そこを否定するプランもN羽は兼ね備えている。
理由は"とにかく適当な所狙って仕事より勉強に時間を使って来年受ける。どうせ、やめるところだから適当でもいい"だそうだ。
ま、確かに良い所やってやめるのは少々もったいない。
それにN羽は悔しいが"やれば必ず結果を伴わせる"人物なのだ。
危険物だって余裕の表情で取得した人間だ。
今回の中間だってやったからこそあれだけ良い点数を稼いだわけだ。
俺がクラス順位15位なのにN羽は5位だ。クラスの五本指の一人というわけだ。
去年からじゃ全く想像つかない成績である。
だからN羽は凄いのだ。
悲しい事にN羽は自意識過剰。まだわからないのに"電気基礎認定試験合格したな"とか"俺だけ漢検2級受かる気がする"とか言う。
しかしそれは口だけじゃない。実際に取得している。
だから恐い。恐ろしい。
それ故に公務員試験も受かりそうで恐い。
今まで散々嫌な奴と認識していた俺だが
今じゃ"全てを成し遂げる逸材の男"と認めてしまっていた。
悔しいがコイツは紛れも無く"やれば伸びる男"だ。
コイツの芽を紡ぐ者さえ現れなければ飛躍し続けるだろう。
まさか自分の日記でN羽を褒め称えるとは思わなかったぜ。
ま、嫌な奴に変わりは無いけど。

何故こんな話をしたかというと
俺は本当に夢も持たずヘラヘラした奴が好きじゃないからだ。
理由は単純だ。
それは自分を見ているようで嫌だからだ。
とにかく自分がそうだから嫌いなのだ。
俺は自分が嫌いだ。
苦無く死ねる方法があるなら、いつでも手を出しそうな勢いだ。
なら死ねば？と思うが自殺する度胸ないし、他殺を望んでいるわけじゃない。
俺も人並みに死ぬのは恐いわけで。
それで俺は夢を持ってないからこそ気に入らない。
だからこそ夢を持っている人が憧れだし、支えたいとも思う。
もともと俺は頂点を目差す！という種族の人間じゃないから
例え俺は夢を抱き目差していても
俺がそれを破棄して親友の夢が叶うなら
俺は喜んで破棄して親友を支える。
自分の栄光より親友の成就の方が美しいと考える。
だからこそ余計に支えたいと思う。

(最初に戻るが)
俺は夢を抱いて悩める人を見るとワクワクする。
それは多少なりとも進歩していくからというのもある。
だが本当は支えてあげたいと思うからだ。
この人が叶えば果たしてどんな未来が見られるのか？
そう思うとワクワクする。
全く自分とは関係ないのに何故だか喜ばしい。

俺は三人の悩める人を見た。
しかし俺は支える術を持ち合わせていない。
例えば絵。漫画家になりたいと願う者。
その人に例えば"頑張って"と言っても無駄だ。
何故ならその人は頑張っているからだ。
頑張っているのに更に拍車をかけても果たしてどう頑張れば良いのかわからなくなる。
下手すればそれで悩むが混乱へ続いて混沌へ続く事もある。
しかし俺は何も言えない。
絵なんて多少知識はあるがそんなの役立ちはしない。
夢を抱き追う者はそれなりの知識を持ち合わせている。
趣味でやる者、暇潰しにやる者とは桁違いだ。
だからアドヴァイスは全く出来ない。
ならばもう1つある残された戦法。
それは跳躍への背中押し。
"君は伸びるよ！だからこのまま描き続けてみようよ。"などの慰め文句。
人によっては
"ここでやめるのか！？お前の夢ってこんなものなのか！？"という罵り文句。
そういう言葉でとにかく活気付かせてあげる。
しかし残念ながらそういうその場にあった良い言葉を俺は発せられない。
ただ賛同して聞いてあげるだけしか出来ない。
別に愚痴や弱音を満腹になるほど聞かされるのは嫌いじゃない。
むしろそうしてくれるほうが俺は嬉しい。
俺には人から頼られるような能力が無いから
それだけでハッピーになる。頼られているようで。
だからそれでも立ち直るキッカケになるってなら是非聞いてあげたい。
気の利いた言葉は言えないにしろ・・・聞いてあげたい。

さすがに悩める3人を支えたかったのだが
このように術を持ち合わせていないから
せめてここでだけ言ってみた。

最後に。

悩むのは悪いことじゃないと思う。
だからもっと悩んで自分に合った道を見つけて欲しいと思う。
とにかく成せる様、影で応援して居ます。